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2009年6月

夢見る竜とゴールデンウィーク編1厄日の出会い

本日よりGW編です。やっとテンプレートが変更できます……。でも話の季節はまだ五月。コツコツ書いてゆきまする~。
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私の日常 夢見る竜とGW編1

 張り紙が一枚張られた、小さな店の扉をしばらく眺めてから、私はその場を後にした。
 突然の時間の空白に、少し戸惑う。
 ぼんやりと奇妙な開放感を抱えて、あてもなく歩いていると、ふもとの街では一番大きなショッピングモールが目に入ってくる。セールの内容や、催し物の案内が書かれた垂れ幕が鮮やかにひるがえる。
 絵画展をやっているのか。その画家の名前に覚えはなかったけれど、私の足はすでにそちらへ向かっていた。

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異世界剣士とさくら編51契約の花は降り(下)

あらすじ:龍種の力を暴走させたさくらの元へようやく辿り着いた星庵心だが賢者は破壊されようとしていた……。
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私の日常 異世界剣士とさくら編51(下)

 ひび割れた賢者さんの鞘から液体が零れて、混沌の泥の上に撒き散らされていく。綾井さんにもらった薬。さくら君に飲ませるはずだったもの。
 混沌の紐はなおも賢者さんを軋ませていく。賢者さんを壊してしまったら、どうなるか分かってるだろうに。
「お師匠さんが残してくれた形見じゃないの?」
 帰りたがったり、帰りたくなくなったり、やることが目茶苦茶だ。
「契約する気など無かった。賢者は師の記憶盤なのに……」
 ……ああ、結局さくら君が気にしてたのはそこなんだ。
「こんなプライドばっかり高い、甘ったれ記憶盤のいうことなんかどうでもいいって」

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異世界剣士とさくら編50契約の花は降り(上)

あらすじ:歪みができた状況を再現するかえでの術によって賢者と契約するかと思われたさくらは暴走し、混沌を纏いドラゴンの姿になったが……。
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私の日常 異世界剣士とさくら編50(上)

 宙に浮いたかえで君が拳銃の知恵ちゃんで混沌のドラゴンを乱れ撃ちする。
 拳銃以上の火力と轟音が降り注ぎ、ドラゴンの体が抉り取られていくが、次の瞬間にはその傷は塞がっていく。
 突き出した顎から青白い光が閃くと、雷撃がほとばしった。かえで君はそれを扇状に大きく広がった赤い髪で弾き返す。
 匂いはしないけど動きは牙香蟲みたい。私はこっそり避難して、廃棄された巨大な記憶盤の陰から、それを覗いていた。
「何でさくら君があんなことに……?」

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異世界剣士とさくら編49契約暴走

あらすじ:水晶人形と苔塚のヤモリの助けを借り、星庵心は遂に術の中心部へと自転車で乗り込んでいったが……。
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私の日常 異世界剣士とさくら編49

 坂を下りる最初のうちはライトをつけて走っていたのに、底へ行くほど混沌の内側は和紙の向こうに灯りを灯したような薄明かりで明るくなっていく。
 視界の先に、折れた大太刀を構えるさくら君の姿がある。荒い呼吸であちこちに血を滲ませながら睨み据えるのは、銃口を向けて不遜に笑う赤い髪のかえで君だった。二人は対峙したまま、次の攻撃の間合いをはかっている。
 その絶妙な間合いの中に、私はとび出した。
「……って、自転車は急に止まれないいいぃ~…………っ」
 とび出しすぎた。

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異世界剣士とさくら編48水晶人形逃避

あらすじ:かえでの術に捕らわれたさくらを追い、混沌の溢れる戦場を走る星庵心は大きな穴に落下してしまうが……。
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私の日常 異世界剣士とさくら編48

 落下していたはずの体から、重さがなくなった。ふわりと宙を浮いたままだ。飛司少年が助けてくれたのかとも思ったが、全然違った。
 ぽかりと開いた妙に綺麗な六角形の穴の奥から、澄んで輝くものが現れる。
 しなやかな巨躯。右腕は赤い布で包まれ、体内はルビーが循環し、胸部にはその結晶で薔薇のコクピットが造られている。赤い水晶人形。どうしてこんな所に。
「危ねー。何でこんな所に民間人がいるんだよ。レッドアームの花道で事故なんて洒落にならねーぞ」

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異世界剣士とさくら編47戦場疾走

あらすじ:さくらを追いかけて、かえでの術で作られた偽りの果ての国へ辿り着いた星庵心だが……。
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私の日常 異世界剣士とさくら編47

 石壁の向こうは、波濤となって押し寄せひるがえる混沌のうねり。
 いくらこれが、かえで君の術による幻だとしても、あんな場所、私みたいな無防備学生が足を突っ込んでいいんでしょうか……。うあー、降ってる、うねってる、崩れてる、ビチビチしてる、渦巻いてる~……。
 腰の引けてる私に、親指で指輪姿を満喫してる賢者さんが囁いた。
『怖気づいたか』
「無論です!」
『ならば恐怖を感じぬだけの力を求めるか』
「大却下です!!」
 身も蓋もない一言を返した時、視界の端に見覚えのあるものが映った。

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