« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

異世界剣士とさくら編9もう一人?

あらすじ:謎の遊歩道で刀を持った少年と出会った星庵心。やつれた少年の言動はどこか古めかしくて奇妙だった。
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←いつもぽちっとして下さってありがとうございます~。お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時はお願いします~。一応プロフィールやごあいさつや宇宙編をじみ~に書き直しているのでお暇なときにでもご覧ください~。
 初めての方はこちらから『宇宙船と日記編1』をご覧下さい。
※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 異世界剣士とさくら編9

 ふたが外れたのを確認すると、少年は音もなくその場に胡坐をかいた。鼻を近づけて、あるかないかの匂いを確かめ、ひとくち濡らす程度に口にふくむ。
 随分慎重に飲んでるなあ。普通の三年番茶なんだけど……。
「良い庭を持っているな」
「ここ大学の敷地……」
 こんな庭が自分の家にあったら、一日のんびりお花見できていいだろうなあ。

続きを読む "異世界剣士とさくら編9もう一人?"

| | コメント (0)

異世界剣士とさくら編8お茶の時間?

あらすじ:謎の遊歩道でゴミ拾いをしていた星庵心。出会った少年に危うく刀で斬られそうになるが。
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←ぽちっとなボタンをぽちっとして下さった方、本当にありがとうございます~。励みになります~。お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時はお願いします~。
 初めての方はこちらから『宇宙船と日記編1』をご覧下さい。
 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 異世界剣士とさくら編8

 少年は背を向けたまま。
 今のうちに目の届かないところへ行けと、その背中が言っている。まっすぐとのびた背筋。風でコートが小さくたなびく音だけが聞こえる。
 ……はあ、ゴミ拾い、じゃなくて、遊歩道でお花見続けたかったな……。

続きを読む "異世界剣士とさくら編8お茶の時間?"

| | コメント (0)

異世界剣士とさくら編7花びらと少年

あらすじ:謎の遊歩道でゴミ拾いをしていた星庵心。一人の少年を発見するが、なにやら不穏な状態に。
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←ぽちっとなボタンをぽちっとして下さった方、ありがとうございます~。コツコツ頑張ります~。ぽちっとな。
 初めての方はこちらから『宇宙船と日記編1』をご覧下さい。
 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 異世界剣士とさくら編7

『斬るのか』
 再び、さっきの冷ややかな男の声がした。
 すぐそばで聞こえるのに、視界に入るのは少年の姿だけだった。
 少年は何もこたえない。
 

続きを読む "異世界剣士とさくら編7花びらと少年"

| | コメント (0)

異世界剣士とさくら編6少年と声

あらすじ:早朝散歩で用務員の陰謀(?)に巻き込まれ、遊歩道でゴミ拾いをすることになった星庵心。角を曲がったとき、一人の少年と出会った。

 お越し下さいましてありがとうございます。コツコツと地道にファンタジー小説を書き続けております。お時間があるときは是非のぞいていってください。
 初めての方はこちらから『宇宙船と日記編1』をご覧下さい。
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←ぽちっとなボタンをぽちっとして下さる方、ありがとうございます~。励みになります~。ぽちっとな。
※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 異世界剣士とさくら編6

 散る花びらの道と、頭上からかぶさる桜の枝に包まれて、ともすると見落としそうになる場所。
 壁の隅に、隠れるように座り込んだまま、両膝を抱えた腕に額をつけて、身動きひとつしない。
 吹き溜まりになっているせいか、頭から肩から、靴のつま先まで、そこに許される限りの淡い花びらが降り積もっていた。
 いつからここにいるんだろう。

続きを読む "異世界剣士とさくら編6少年と声"

| | コメント (0)

異世界剣士とさくら編5遊歩道で…

あらすじ:用務員さんにゴミ拾い要員にさせられて、教えられた遊歩道は満開の桜で埋め尽くされていた。
 お越し下さいましてありがとうございます。コツコツと地道に続けておりますので、お時間があるときは是非のぞいていってください。初めての方はこちらから『宇宙船と日記編1』をご覧下さい。
 お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時は、この励ましのぽちっとなボタンをお願いします~。にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←ぽちっとな。
 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 異世界剣士とさくら編5

 歩く小道の境界も、淡い花びらに埋め尽くされ、はっきりとしない。
 おっと、空のペットボトル発見。
 ……うう、ゴミを見つけると我に返ってしまう自分が悲しい。
 それにしても、どういう造りになってるんだろう、ここ。

続きを読む "異世界剣士とさくら編5遊歩道で…"

| | コメント (0)

異世界剣士とさくら編4扉の向こうの

あらすじ:体に違和感を覚えつつも、早朝のとある施設にもぐりこんだ星庵心。が、用務員さんにあっさりみつかり、さっくりゴミ拾い要員にされてしまう。

 お越し下さいましてありがとうございます。コツコツと地道に続けておりますので、お時間があるときは是非のぞいていってください。初めての方で前の話ってどんなん?と思われた方はこちらから『宇宙船と日記編1』をご覧下さい。お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時は、この励ましのぽちっとなボタンをお願いします~。にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←ぽちっとな。
※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 異世界剣士とさくら編4

 今日は休みだし、時間的な制約があるわけでも、散歩に何かしらのルールを設けているわけでもないから、たまにはこういうのもいいかもしれない。
 あの謎の遊歩道でお花見が出来るのは事実だし。
 私もふみ兄から、そういうものがあるらしいという曖昧な話を聞いたぐらいで、実際にどういうものかは、全く知らなかった。
 なぜ遊歩道が曖昧な話になるのかと言えば、どこにあってどうやって入るのか、見つけた人にしか分からないからだそうだ。
 目の前にこんなに分かり易く入り口開いてるのになあ……。

続きを読む "異世界剣士とさくら編4扉の向こうの"

| | コメント (0)

異世界剣士とさくら編3朝の散歩

あらすじ:宇宙船の騒動から何とか無事帰れたはずの星庵心。だが何か忘れている感覚のまま、早朝から散歩の計画を練りだしていた。

 初めての方はこちらから『宇宙船と日記編1』をご覧下さい。ランキングボタンをぽちっとして下さる方、いつもありがとうございます~。これからもコツコツ頑張ります~。お話を気に入ってくださった時は、この励ましのぽちっとなボタンをお願いします~。 にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←ぽちっとな。 

 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 異世界剣士とさくら編3

「ごちそうさま。散歩行ってくる」
「おう、ちょっと待て」
 ふみ兄がいそいそ用意したものは、淹れたての三年番茶だった。
 愛用の小さなステンレスボトルにお茶を入れて、ホルダーにセット。準備万端である。
「やっぱ、両手使えた方がいいだろ」
「バレた?」
 何でこういうときだけ、私がやりたいことが分かるんだろう。
「あそこのおやじは手強いぞ。みつからんようにな。おみやげよろしく」

続きを読む "異世界剣士とさくら編3朝の散歩"

| | コメント (0)

異世界剣士とさくら編2スルメ?

あらすじ:宇宙船で大騒ぎに巻き込まれた星庵心。個性の強い人たちのサポート?で、無事地球に戻れたはずだったが、なんだか思った以上にぼんやりしている……大丈夫か?

 お暇なときはどうぞお立ち寄り下さい。初めての方は『宇宙船と日記編1』を、こちらからをご覧下さい。 
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時は、この励ましのぽちっとなボタンをお願いします~。 
 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

 私の日常 異世界剣士とさくら編2

 一階に降りると、台所には先客がいた。兄だ。
 ここでごそごそしてるってことは、仕事がひと区切りついたみたい。
 星庵文。名前に兄をくっつけて、私はふみにい、と読んでいる。
 ふみ兄は小説を書いている。らしい。
 らしいというのは、書いているところを、私に見せたことがないからだ。
 担当の編集者さんとかが、たまに自宅に原稿を取りにくることがあるので、一応肩書きどおりの仕事はしているようだけど。恥ずかしがって私には見せてくれない。その辺の心理は小説を書いたことがない私には分からんですなあ。
 入り口でぼんやりしていた私に気付いて、ふみ兄は持っていたフライパンをちらつかせる。
「おはよーさん。めだまやき、食うか?」

続きを読む "異世界剣士とさくら編2スルメ?"

| | コメント (0)

異世界剣士とさくら編1夢の感触

 電子の小道に落っこちている繭式の日記帳を拾って下さってありがとうございます。
 今回から『宇宙編と日記編』の続き、『異世界剣士とさくら編』です。ようやくタイトルがファンタジーっぽくなりました……。お時間があるときは、この日記帳をめくってやってください。
 初めての方は『宇宙船と日記編1』を、こちらからをご覧下さい。 
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時は、この励ましのぽちっとなボタンをお願いします。 
 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 異世界剣士とさくら編1

 ここにある。
 いつか見たいと思っていたもの。
 地球。
 大気圏外から見る地球の青さは目に沁みた。
 夢だ。とてもいい夢。大きな暗い部屋の、鏡面めいた床には、自分の姿が映っている。
 自分の両隣にそれぞれひとつずつ、影がある。
「何を隠しているんです」
 左隣に立つ男の人が言った。顔は見えない。
 地球は夜になっていたが、煌々と輝く電光が首都圏を中心に、網を広げて地球を侵食している。明るすぎて、どんな表情をしているのか窺うことはできない。
 私はその人のことを、クラインさんと呼んでいた。
「あなたの隣に、何を隠しているんですか」

続きを読む "異世界剣士とさくら編1夢の感触"

| | コメント (0)

宇宙船と日記編50約束の…

あらすじ:ようやく宇宙船から地球に帰れた星庵心たち。記憶操作にかわるクラインからの提案とは。

 お越し下さいましてありがとうございます。とうとうここまで来ました……。コツコツ頑張るって、いいなあ。たまに倒れたりして更新は不定期ですが、お暇なときはどうぞお立ち寄り下さい。
 初めての方は『宇宙船と日記編1』を、こちらからをご覧下さい。 
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時は、この励ましのぽちっとなボタンをお願いします~。 
 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 宇宙船と日記編50

 クラインさんと再会したのは、それから一週間後のことだった。
 土曜の短い講義を受けて、大学から自宅まで、自転車で戻る途中。竹林の細い通学路に、完璧な営業スマイルで、どこかの国の王子みたいに手を振るクラインさんが立っている。竹林に宇宙人……楽しい取り合わせだ。
「おや、これから歯の治療にでも?」
 まあ、こっちの営業クラインさんの方が、コワくなくていいんだけど。
「お約束のものです」
 うっ、来たな、記憶操作の代替案。

続きを読む "宇宙船と日記編50約束の…"

| | コメント (0)

宇宙船と日記編49大団円??

あらすじ:綾井の巻き物のせいで(?)大混乱に陥った巨大イカ騒ぎもようやく、一段落つきそうな、そうでないような……。

 お越し下さいましてありがとうございます。更新は不定期ですが、どうぞお立ち寄り下さい。
 初めての方は『宇宙船と日記編1』を、こちらからをご覧下さい。 
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時は、この励ましのぽちっとなボタンをお願いします~。 
 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 宇宙船と日記編49

 宇宙船から地球の我が家まで、帰宅できるかどうかという、私の心配をよそに、クラインさんは事後処理が一段落済むと、さっさと帰りの便まで私達を案内し始めた。
 帰りの小さな船は、黒い雫のオブジェみたいな形をしていて、床から浮いていなければ、これが宇宙船だとは到底見えない。
 黒い雫の前には、別室で待機させられていた河波さんとルミちゃんの姿もあった。
 私の隣には寝起きのぽやぽやした表情のゆらちゃん。
 きっちりと黒ずくめの姿で先に帰る赤い水晶人形を見送る町田さん。
 笑顔でクラインさんの部下の人達からの熱視線と声援と握手に応える綾井さん。
 それをひまそ~にあくびしながら眺めているミケちゃん。
 ……あれ。

続きを読む "宇宙船と日記編49大団円??"

| | コメント (0)

宇宙船と日記編48イカ騒ぎの原因?

あらすじ:ようやくイカの中から救出された星庵心とゆら。

 お越し下さいましていつもありがとうございます。お暇なときはどうぞお立ち寄り下さい。
 初めての方は『宇宙船と日記編1』を、こちらからをご覧下さい。 
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ←お立ち寄りの際や、お話を気に入ってくださった時は、この励ましのぽちっとなボタンをお願いします~。ぽちっとな~。 
 ※著作権は放棄しておりません。※転載・複製禁止です。

私の日常 宇宙船と日記編48

 イカで暴れたのが夢オチになってるのは、やっぱりゆらちゃん本人がほとんどイカの中で眠ってたからだろうか。まあ、それでいいのかもしれない。全部が全部ゆらちゃんの無意識による結果ではないだろうし。巨大イカだって、ゆらちゃん河波さん作のと、ルミちゃん作の分と、あとここで暴れまくってた巨大イカとか、増殖して津波になった小イカとか、性質の違うのが色々いたからなあ。
 まだ宇宙船に残ってるんだろうな、小イカたちとかは。クラインさん、大変だ。
 今も部下の人達に指示を与えて忙しそうにしている。
「はあい、吸い込み完了ぉ」
 綾井さんはそう言って、巻き物を巻いて紐をかたく締めた。
「綾井さん、それ……」
 ルミちゃんがイカの絵を描いて、水が溢れまくってたものでは。

続きを読む "宇宙船と日記編48イカ騒ぎの原因?"

| | コメント (0)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »